R-1のこと。

のっけからしばらく期間があきましたが、それなりに色々ありました。

最近は脚本の〆切に追われ、いつも追いつかれ、追いぬかれ、そんな感じです。

いろいろあった出来事を、何回かの記事に分けてつらつら。と。

R-1ぐらんぷり2014大阪2回戦のこと。

1月27日(月)に、行ってきました大阪2回戦@テイジンホール。

煉瓦ホリオ兄さん、えびすりゅうた、橋野雄人と3人で。ハヤシユウは集合時間に遅刻したんで後発便。酒井直斗は用事があるようでさらに後発便。ほら、この、団体行動をアレするやつらー。もー。

7:30に名駅集合、ビューンとアーバンライナーで。

実はこの日、本当は8:00集合の予定だったんですが、前日フト電車の時刻を調べるとその時間では間に合わない事が判明。普段確認とかしないのに、本当にフト調べてよかった。

申し訳ありません、間に合わないのでひとりで行きますとホリオ兄さんに伝えると、いいよ一緒にいこう、と予定を変更してくださいました。さらに後輩たちもボクにあわせてくれて、本当に感謝。

嫁さんも「本当に人に恵まれているね。感謝しなきゃね」とどっかんプロを見なおした模様。いや、そもそもそれ以前は見下していたとかではなくね。

ちなみに、真っ先に「一緒に行きましょう!」と力強く返信してくれたハヤシは遅刻したんだけどね。ハヤシー。もー。

テイジンホールに向かうよ。

はてさて。

珍しく行きの電車でノンアルコールビールを飲みながら(普段はインアルコールビールでへべれけで上陸するからね!)、実は一睡も出来なかったため仮眠。ホリさんもお仕事で眠られなかったらしく、ぐっすり。えびす、橋野も早起きのためぐっすり。ぐっすりなアーバンライナー。

大阪では名古屋よしもとの渡辺ハッピーさんと合流。渡辺さん、よしもと入りする前はどっかんプロのライブに出ておられたため久々の再会。嬉しかったー。さらにボクと同じ、朝イチのAブロック出演ということで心細さ解消。嬉しかったー。

テイジンホール近くのドトールでひと息ついていざエントリ。

エントリして舞台に立って。

2回戦からはシードの芸人さんも登場するため楽屋の顔ぶれが豪華。ボクはといえば人見知りが全開で、ハッピーさん、あーすらさん、そしてクランチさんと名古屋よしもとチームと何となく一緒に固まる。

緊張で喉がカラカラに枯れて、口がどんどん臭くなる。この口臭感で、「あー、賞レースなんだ」と実感。2回戦は4度目なので毎回こうなるんだけど、こればかりは慣れないなぁ。緊張する。吐きそうになる。

出番の30分位前になると名前を呼ばれ、劇場袖の通路にずらっと並ぶ。去年はヒューマン中村さんのすぐ次だったからものすごく緊張したんだけど、今年はボクの二人あとがハッピーさんだったのでやや安心。でも、緊張でひと言も口を聞けなかったんだけど。

で。

長いような短いような待ち時間の末にイヨイヨ出番が。

譜面台を持って登場すると、

ガラガラ。

そりゃ平日の朝だもんね。

最前列を大阪のライブのファンの皆様が陣取ってるんだけど、これが、もう、異教徒を見るような目で見るもんだから、「あー!早く帰りてー!」ってなる。

でも、不思議と客席を見渡す余裕はあって、審査員の方の席とか見えたんだよね。微笑んでくださっていて、だいぶ心が落ち着いたのです。後から思えば。まさに演ってる瞬間は「うわー、微笑まれてるー!恥ずかしいー!塵になって消えたいー!」って感じだったんだけど。

ポンポンと笑い声があがることもなく、いや多少の笑い声は聞こえたんだけど、ズルズルに心が溶けて終了。でも今年は途中で折れることなく演りきったのが大収穫。少しネタが走ったけれど。

楽屋に戻るとBブロックのホリさんが入って来られて、出番は終わったけど、ホリさんを見送るまでは楽屋にいて、名古屋よしもとのいわしさんに挨拶して、その次のブロックのえびすが楽屋入りした時に楽屋を後にしました。

後は気楽。

出番が終われば気楽なもんで、チケットを購入し客席へ。

あれ?社長?

どっかんプロの濱尾社長こと、ロコモコボンゴ!のFishくんが客席にいるではないですか。なんか前日の2回戦から観戦しておられた模様。勉強熱心だね。ボクのネタを見て少しは勉強できましたか?もっと勉強してボクみたいになれるといいね。と伝える。ド突かれる。

ホリさんのネタは順番の関係で見れず。

えびす、橋野、遅れてきたハヤシを客席で応援。

こりゃ、厳しいかも、というのが率直な感想。やはりアウェイの空気は、半端無く重い。そもそも超有名ドコロでも反応がイマイチという、この、平日の空気。まばらな客席。

妻に「ダメだった、きっと」とメールをすると「まだ結果が出ていないのだから、結果が出てから落ち込みなさい」との返信。そのままモヤモヤして観戦。

ボクたち、帰りの切符も買ってたためにケツがシビアだったのです。ハヤシが登場した時間が想定より遅く、直斗のネタは見れず。社長にも挨拶出来ずで帰名の途へ。

結局、直斗とは同じ名古屋から同じ大阪に向かい、同じ劇場に居たにも関わらず顔を合わせることはなく、あいつは本当は存在しないじゃねぇか?との疑念を抱きつつ、大阪を後にしたのでした。

DXシート

帰りは奮発してアーバンライナーのDXシートを購入していたのでゆったりと。

もうね、スカスカだったから、ボク。こりゃ最悪どっかんプロからひとりも上にいけねえなというわけで、大阪難波のコンビニでおみやげとインアルコールビー(ノンアルコールじゃないビール)とつまみを購入。

静かに反省会をしつつチビチビやる。

朝からの疲れがどっと出て、バタン。行きも帰りもボクには奈良県を通過した記憶がありません。奈良県は本当は存在しないじゃねぇか?との疑念を抱きつつ、夢の中に。

どのくらい眠っていただろう。

「…まのさん、天野さん」

と、五平餅に起こされました。もとい、東海地方の五平餅みたいな平べったい顔の形状をした橋野雄人にたたき起こされたわけです。

「おめでとうございます!」

ぶん殴ってやろうかと思いました。先輩たたき起こしておめでとうとか、こいつ頭ン中まで五平餅なんじゃなかろうか、と。

「3回戦進出ですよ!」

これの言葉を理解するのに、少し時間がかかりました。なぜならボクは目の前の橋野のことを、お喋りな五平餅としてしか認識できていないほど、寝起きだったのです。あ、オレものすごく寝起きだ、とまず思いました。そして叩き起こした五平餅に殺意が湧きました。が、大人なので怒っていないような顔を装いました。

ホリさんにもえびすにもお祝いされて、10分ほどぼーっとして、とりあえず社長に、

「居酒屋行くんで領収書切りますね」

とメールし、ひとり喫煙コーナーへ。

プカプカしてると社長より入電。お祝いのメッセージを貰う。

ここでようやく実感が湧いてきました。ホームページで何度も予選通過者を確認し、認識し、あぁ、またマルちゃん正麺がもらえる(出場者には会場ごとでスポンサーの東洋水産さんからマルちゃん正麺がもらえるんです。大好物です。)と思いました。

東京に。

名古屋につき、焼き肉を食べ、きっちり領収書をもらい、帰宅。

結果が出るまで諦めるなと言ってくれた奥様に感謝。

3回戦進出のご褒美にと、チェーンブローチを買ってもらいました。

どっかんプロの仲間、名古屋の仲間、嫁さまの期待を背負えるだけ背負って、チェーンブローチつけて東京に行ってきます。

出来ないことは出来ないので、今できることをちゃんとやってきたいと思います。

応援ありがとございました。3回戦も応援よろしくお願いします。

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