さよなら、ぼこう

創部(部活再建)3年で中部大会に出場するまで、に僕がやったこと

ラッキーだった事に、1年次に県大会の実行委員、2年次に中部大会(東海北陸地方の代表校が集まる大きな大会。翌年の夏に全国大会が行われる高校演劇では実質甲子園の様なイメージ、だったな。当時は)の実行委員、冬の大会では実行委員長と、先輩がいなかった分、色んな大会に運営として関わることができました。

また、高校演劇は学校の枠を超えて大会運営をするという特徴があり、たくさんの先輩たちと出会うことができました。この出会いがのちに 演劇集団〆切非常事態 結成に繋がります。

これらを通して僕らが感じたり、気づいたり、やってみたことは、

・既成作品はウチの部員のカラーにはハマりにくい。創作作品を基本軸とし、背伸びした題材ではなく、身近なエピソードを掘ることとする(そもそも背伸びした題材を書くだけの筆力が僕にはなかった)

・とりあえずうちの顧問は凄い人だと思うから言う事聞いてみる。演劇の知識もあるし、大人の視点を持ってる。子供だけの視点では上位大会に進出は難しそうだ。

・上位大会進出校の作品には共通点が多い。それらを踏襲しつつ目新しさを出せれば勝負は可能。起承転結の構成は60分以内の作品が条件の高校演劇では各項が薄くなる気がする。序破急の3場構成のモノを書く。

・劇場の機材を実際に触れる機会はほぼない。ならば学校の機材を新しくしてもらい、オペに慣れてもらう必要がある(当時は手作りの4本だけフェーダーのついてる木箱を使って照明操作していた)。セットを組むためには平台などの設備もあった方が良い。設備があれば舞台転換の稽古も学校でできる。バレー部などの練習のない日であればコートを使って実寸サイズで転換稽古が可能。

・田舎の学校なので終電が早い。電車も1時間に1本しかない。決められた時間を最大限使うために効率と燃費の良さを考える。

・女子は必須。楽しい部活ライフを送りたい。女子部員確保のためにとにかくコントを見て、コントを書いてを繰り返し、新入生の部活紹介のコーナーで他部を圧倒する必要がある。

といったところか。

機材面は学校の事情もあるのだが、当時丁度学校創立30周年のタイミングもあり、式典のステージ周りは演劇部が全面協力することや、顧問の熱意、あとは僕が校長室にちょいちょいお邪魔していたこと(校長室にはクーラーがあったのだ!当時公立高校にはクーラーなんかなかったのだ!)も若干手伝ってか、ほぼ理想通りのものが揃ったのです。