フカフカがーる、絶賛稽古中。
2.凝り固まったスタイルを破壊する
しかし、来年に控える10周年を前に、現行のスタイルからの脱却は放電家族のテーマのひとつでした。
これは目に見える部分、例えば美術や衣装といった部分での変化により、俳優の新しい魅力の発見したいという思いからです。
『しおとさとう』以降、演出方法や衣装など、新しい放電家族の再構築のために試行錯誤を繰り返していますが、観客ではなく我々自身が持っている固定観念というか「放電家族はこう」みたいな先入観のようなものを打破するには至っておりません。
前作『error of closures』で、少しその外壁を壊しはじめることが出来たかな、という感じです。
そして今回、劇団のコアというべき作品を再演するにあたり、フカフカがーる自体がつくりあげたこのスタイルをいい意味で破壊できれば、そんな事を考えています。